YouTube動画の挿入
 
 そもそもマニュアルとはどう在るべきなのか
まず、マニュアルの基本的な姿は「紙に書いてある」ことだろう。それが、作業が複雑なものに関しては、その複雑さをそのまま伝えることが良いとの観点から、ビデオデータをマニュアルとする時代があった。これだと、実際の作業の説明を、正確にできるのであるが、実際の作業環境でマニュアルを展開しながら作業を行うのは、割とできない。ビデオの再生環境を、実際の作業環境に持ち込むのが困難な場合があるからだ。そうなると、マニュアルの内容を、覚えて、作業に臨むしか無くなる。

また実際には、作業の要点を説明するのに、画面が流れていくビデオよりも、紙芝居的に静止画と説明の文言や音声だけが流れていく方法が、分かり易い場合が多い。多くのビジネスプレゼンテーションもこの形式が多用されるようになった。

マニュアルに要求される性能は、その利用法に基づいて複数在るだろう。「作業方法を完全に記憶させるための補助ツール」の場合もある。「有事の際の特殊な対処が必要とされるときに、教科書として用いられるもの」の場合もあるだろう。いずれにしても、現在のマニュアルは、機動性が高く、現場で展開できる形式が要求されていると言える。

紙の取扱説明書や手順書は、それ自体の取り扱いが平易であったが、そもそも説明をすべき内容が、複雑になり冗長化しているから、紙では耐えられなくなってきた。そこで電子データを利用するのだが、電子データであるが故の表現の多様性も上手く利用する必要がある。ハイパーテキストや動画データの利用である。

 
 まずはハイパーテキストの利用から
マニュアルを閲覧する物として、以前は「紙」だった。これがスマートフォンに移行するならば、まずはハイパーテキストの利用を考えねばならないだろう。

そしてその次のステップとしては、そのマニュアルの流通性や非流通性を考慮する必要が生じる。万人に見せたいのか、特定の人にだけ見せたいのか、その辺の制御が必要になる。そうなると YouTube の応用も検討せねばならなくなる。

さて、ここではまず、「YouTube 動画をどのようにして html に組み込むか」の内容で、マニュアルを作成した。だからまずは html ファイルの形態のもので、コンテンツの内容も、後のステップの議論の中味に関係するが、これの作成当時は、様々なフォーマットが未策定で、2016年2月から採用しているアルピナ株式会社のフォーマットとも微妙にずれているので、あくまでも参考資料として閲覧していただきたい。
 
「YouTube 動画の挿入 ホームページ・ビルダーを用いてのやり方」

 
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