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製品やサービスを開発するに当たっては、シーズを志向するのか、ニーズを志向するのかで、手法が異なります。シーズ志向の開発ではマーケティングによるリサーチが直接の回答ではないので、マーケットの潜在的なニーズやウォンツをあぶり出さねばなりません。 |
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シーズは文字通り「種」であり、マーケットや企業の中で顕在化していない(発芽していない)状態のものです。換言すれば顕在化していないニーズやウォンツとも定義でき、それ故、製品やサービスの完成形を、マーケットに投入し、それによってニーズやウォンツを気づかせ、需要喚起します。 |
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ニーズは「必要性」、ウォンツは「欲求」となりますが、これの概念の説明は少々厄介で、例を述べます。「楽に高速に移動を可能とするもの」とのニーズ(必要性=目的となる概念)があり、具体的な製品として「自動車」があったりします。そしてこの「自動車」はウォンツの一つの形です。同じ自動車(必要とされる機能は満たしている)としても、軽トラックよりも高級セダンの方が良いと思うのは、欲求の問題なので、これも軽自動車と高級セダンの差から議論すればウォンツだと言えます。多くの場合、ニーズは口にも出さない「目的」である場合が殆どです。 |
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日本において企業経営にマーケティングが導入されたのは第2次世界大戦以降であり、急速な文明財の最適化(戦後復興)と、アメリカからの学問としてのマーケティングの流入が背景にあります。現在のマーケティングに関しては、進展する情報化社会に追随することに重点が置かれ、マーケティングの基礎的な概念議論が希薄になりがちです。マーケティング・アプローチの変遷を理解するには、マーケティング・コンセプトの変遷、マーケティング戦略フレームの変遷を理解しなければ、見当違いのマーケティングを行う羽目になります。 |
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情報化社会の進展に伴い、市場調査や広告宣伝の手法が、従来のマーケティングに比して、著しく変容しています。マーケティングの基礎をきちんと踏まえながら、ICTの応用を、アルピナ株式会社はコンサルティングします。 |
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アルピナ株式会社の考えるコンサルティングは、「マーケティングのためのマーケティング」の様な状態を排除します。何かの指導を行うのに拠って立つ技能や知識が無ければ、それは信用に値しません。一定レベルにあることを証明する国家資格についてもその仕組みを知れば、果たしてそれが本当に顧客の利益になるのか考えさせられることは多々あります。全てに優る顧客本位をアルピナ株式会社は貫きます。 |